ドラえもんのタイムマシン系の話はどうも苦手で、タイムパラドックスが生じたり、のび太やドラえもんの行為が時間犯罪に当ったりするんじゃないかとか心配しながら観た。視聴後はタイムマシンのことより犬と人間の関係性の方が心に引っかかった。動物をテーマにするなら展開がイージーすぎる感がある。動物を保護したら安易にタイムマシンで3億年前に連れていくんじゃなくて、のび太が仲間と試行錯誤して動物達が幸せに生きられるような上手い方法を見つけられればよかったんじゃないのかと思った次第。
・場面場面は華やかで飽きさせないつくりになっていると思う
・3億年前に犬を連れて行って知能を持たせるのは明らかにタイムパトロール案件だが、隕石により文明は滅びるのでノーカンってことでセーフっぽい
・終盤のネコジャラの陰謀のくだりは映画を盛り上げるために不可欠だったんだと思うけど、猫が悪者になる展開がこれまた動物を雑に扱っているように感じて良い気はしなかった
ストーリー
ある日溺れていた子犬を助け、ドラえもんのひみつ道具を使って家でこっそり飼い始めたのび太。子犬にイチと名づけ育てていたのび太は、イチや野良犬・猫が自由に暮らせるよう3億年前の世界に犬猫の国を作る。しかし千年後のその国に滅亡の危機が迫り…!? (U−NEXTより引用)