漢検2級に合格したので勉強方法を公開します

2018年12月に漢検2級を受けて無事189点で合格しました。
2週間くらい本気で勉強して受かったのでその勉強法や使ったテキストを紹介したいと思います。
この記事のもくじ

1. なぜ受けようと思ったのか

2. 受けた時の自分のレベル

3. 使用したテキスト

4. どのように勉強したか

5. 試験を終えての反省

1. なぜ受けようと思ったのか

もともと漢字に興味があったのもありますがきっかけはブログを始めたことでした。
漢検の勉強をすることで自然と語彙力が身に付けばいいなと。
漢検の勉強を始めるならせっかくなので1級まで目指したいと思っています。
1級に受かったらすごい難しい漢字も読めるようになっているはずなので、昔(江戸時代から明治時代くらい)の小説なんかも読んでみたいです。

2. 受けた時の自分のレベル

勉強し始めた時の漢字力ですが、自分では割とレベルは高かったと思っています。
運が良かったんでしょうが、私は中学2年で準2級に受かりました。
ほとんど勉強していない状態で受けてぎりぎり合格でした。
その後は特に漢字の勉強はしていませんが大学が文学部だったのでそれなりに本を読んだので漢字に触れる機会は少なくなかったと思います。
漢検2級の勉強を始めたときもテキストの中で初めて見る漢字はほとんどなかったです。

3. 使用したテキスト

私はこのテキストを使用しました。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

分野別漢検でる順問題集2級【1000円以上送料無料】
価格:1100円(税込、送料無料) (2019/12/23時点)

漢検のテキストは種類が豊富なので自分に合ったテキストをじっくり選びたいと思い、書店で中身を見てから買いました。

★テキスト選びでこだわった6つのポイント★

①書体が読みやすかった

本番の試験と似た字体だったので本番でも違和感なく試験に取り組めました。

②レイアウトが好みだった

ごちゃごちゃ感がないシンプルなレイアウトが気に入りました。
一つのページの中にある問題数もちょうどよかったです。
一つのページの問題数が少なすぎると次々とページをめくって問題を解かなければいけないので面倒ですが、自分にとってちょうどいい分量の問題数が1ページにまとまっていると勉強もはかどりました。

③頻出度順に分かれている

問題が頻出順になっていることで勉強の効率が格段にアップします。
私が漢検を受けた目的は純粋に漢字を勉強したかったからですが、やはり検定を受ける以上は合格しないと意味がないので…。

④解き方のヒントが書いてあった

このテキストは巻頭に、各大問を解くときのヒントが載っています。
私は大問3「熟語の構成」を解くときにこのヒントがとても役に立ちました。
私には修飾と目的語・補語の違いがピンとこなかったので、大問3で間違えた問題はこのヒントを確認しながら復習しました。

⑤模擬試験が3回分入っている

分野別に学習するには分野別問題集が効率的ですが、合格するためには本番の出題形式に慣れておくのがベターです。
でも私は過去問題集を別で買うつもりはなかったので、このテキストに模擬試験が入っていて助かりました。
ちなみに漢検公式HPでは1回分の過去問がダウンロードできます
私もダウンロードして活用しました。

⑥漢字の意味も載っている

漢字の勉強というと結局は暗記になりますが、漢字の意味を理解しながら覚えると記憶の定着が全然違います。
このテキストは漢字の意味も載ってるのですごく参考になりました。
出題範囲内の全ての漢字の意味が載ってるわけではないので、載ってないものは自分で意味を調べました。

4. どのように勉強したか

テキストは1カ月くらい前から用意していましたが本気でやり始めたのは2週間前でした。
2周くらいテキストやれば完璧だな~とダラダラしていたらいつの間にか2週間経っていました…。
結果的に1周半くらいしかできなかったです。
でも頻出度Aの問題は2周できたので試験は何とかなりました。
それと1周目に間違えた問題はチェックしておいて、その問題を最低1回は解き直しました。

四字熟語部首は特に力を入れて学習したので私の勉強法をご紹介します。

四字熟語

四字熟語は貴重な得点源です。
私はテキストに載っているものを全部覚えました。
四字熟語は元ネタも覚えると楽しいと思います。

(例)盲亀浮木 意味:滅多にないこと
お経に出てくる言葉が元になっています。
盲目の亀が海面に出るときに、海に浮いている流木の小さな穴の中に奇跡的にちょうど亀の頭が入るという、滅多にないことを説明するためのたとえ話です。

部首

部首は難しかったです。
暗記は得意な方ですが、丸暗記をするとすぐに忘れてしまうので部首の覚え方を調べてから勉強しました。
調べると多くの漢字が意符音符に分解できることがわかりました。
漢字を音読みすると、漢字の中に音として現れない部分があることに気付くと思います。
例えば、「江」という漢字は音読みで「コウ」と発音します。
「工」の部分を発音して「さんずい(氵)」の部分は発音しないことに気付くでしょう。
発音する部分が“音符”で発音しない部分が”意符”です。
つまり、意符=部首ということです。
こういった知識が頭に入っていると部首問題も解きやすいかと思います。
ただし、これは形声文字にだけ当てはまる考え方です。
象形文字や指示文字、会意文字などは漢字の成り立ちが違うのでこの考え方に当てはまりません。
象形文字など漢字の種類の違いに関してはyahoo知恵袋に分かりやすい回答があったので下記にリンクを貼りました。
意符・音符を分かりやすく説明しているサイト様のリンクも貼りました。
私にはとても参考になる内容でした。
また、時間があるなら漢字の成り立ちまで調べることをおすすめします。
この漢字はどういう風にできたんだろう?と漢字の成り立ちまで調べるとその漢字は頭に残ります。
私は1級を目指すならそこまで勉強するべきだと思い、時間が許す限り漢字の成り立ちも調べながら勉強しました。

漢字の勉強に役立つサイト

・漢字ペディア https://www.kanjipedia.jp/

・四字熟語辞典 https://yoji.jitenon.jp/

・Yahoo!知恵袋 「象形文字 指事文字 会意文字 形声文字これの違いがわかりません・・・」 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1435539704

子供の発達を支える~発達.net~ 「部首って何?目からウロコの部首の見分け方!http://8tatsu.net/study/bushu.html

OK辞典:漢字/漢和/語源辞典(漢字の意味/成り立ち/読み方/画数/部首) https://okjiten.jp/

漢字ペディアは漢検の主催元、日本漢字能力検定協会が運営するサイトなのでサイト内の情報の信頼性は折り紙つきです。
電子辞書代わりに使うととっても便利です。

5. 試験を終えての反省

勉強できる期間は1カ月くらいあったので、初めから毎日勉強すればよかったな~と思いました。
1級まで目指しているので、漢字の意味や成り立ちをもっと時間をかけて丁寧に勉強した方がのちのち役に立ったでしょう…。
でも終わったことを後悔しても仕方がないのでこの反省を次に活かしたいと思います!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする